30歳からのニューヨークライフ。

このブログは、30代にしてニューヨークに来てしまったゲイが思ったことを不真面目かつ真面目にお届けしようと試みるブログです。

True colorsのナイフ。

こんにちは。

 

この前の帰りの電車で、一人悔し泣きしました。

 

その時イヤホンで流れていたのが、「True colors」 という曲。

 

日本にいた時から知っていたし、歌詞の意味もなんとなくわかっていた曲。

 

その日は、Speakingのクラスがあり、いきなり自分の国の社会保険について話すというもの。

 

33歳、会社で働いてたし、日本語では社会保険というものをちゃんと説明できる。

 

でも。

 

いざ発表になると、英語で何も自分の言いたいことを言えなかった。

 

言えなかったことはそれほど気にしてないけれど、

 

自分が苦しみながら話している時の、クラスメイトの反応がいわゆる外国人特有の、

 

「興味ない話は聞きたくねぇ」「何言ってんだこいつ・・・」

 

的な反応だったのが悔しかったし、

 

じわじわとグサーっときた。

 

帰り道、サイレンと、ざわめきと、地面に落ちてるうんこを避けて駅に着いて、

 

電車の汚い窓を見ながら、白いほこりが夕陽に照らされてオレンジに光って。

 

東京で一人でいても、孤独は感じなかったけれど、

 

異国で感じる言葉が通じないことの寂しさは、

 

今まで感じたことのないものだった。 

 

アメリカに来てから、簡単なことが言えない自分に、

 

毎回グサっとくる。

 

多分これは刺されないと超えられない壁なんだと思う。

 

話してることはわかるのに、自分の考えが言えないことが、

 

こんなに辛いとは夢にも思わなかった。

 

日本人という一色の世界から、

 

アメリカ、そしてニューヨークという様々な色が混じり合う場所で生活して、

 

自分の色を見失わずにいること。

 

それはきっと何回も闘って得るしかないモノなのだと思う。

 

そう信じないとこの街では負けてしまう。

 

ひとまず、はじめの一週間が終えられたことに感謝しようと思う。

 

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