小室さんのフォーダム大学入学、奨学金免除に関して思うこと。その1
こんにちは。
今朝、小室さんのフォーダム大学のロースクールに3年間の入学、そして奨学金免除のニュースを見ました。単純にニューヨークなんだー、と思ったのと同時にふとした疑問も生まれました。
フォーダム大学に掲載された原文はこちら。
Kei Komuro, fiance of Princess Mako of Japan, to attend Fordham Law
0Kei Komuro, a paralegal at the Okuno & Partners law firm in Japan who is engaged to be married to Japan’s Princess Mako, will attend Fordham Law School starting in August. He has received the Michael M. Martin Scholarship. The Martin Scholarship is a merit scholarship covering the full cost of tuition from Fordham Law based on his strong academic and other credentials. The Martin Scholarship is not a loan and does not need to be repaid. He will enter the law school’s one-year LL.M. program and then hopes to continue for two more years to receive a J.D.
The law school’s LL.M. program is structured on two interdependent principles: globalization and specialization. The eight LL.M. degrees offer the opportunity to specialize in fields that are evolving as the law, economy, technology, and times demand. This spring, 181 students were enrolled in the LL.M. program, six of them from Japan. More information about the LL.M. program is here.
気になったのは「奨学金全額免除」という点。
単純に全額免除というのはすごい。しかもロースクール。
単純に奨学金を得られたというのは、うらやましいなと思いました。なぜならアメリカの制度として、留学生が奨学金を得るのは基本的に難しいからです。
まずは、フォーダム大学のロースクールがどんな大学なのか少し調べてみました。以下、WIkipediaからの引用です。
フォーダム大学ロースクール(Fordham University School of Law)、略称Fordham Lawは、ニューヨーク州ニューヨークマンハッタンのリンカーンセンターにあるフォーダム大学のロー・スクールである。
フォーダム大学ロースクールは、1905年にイエズス会系のフォーダム大学により創立された。学位としては、J.D.(法務博士、Juris Doctor)、LL.M(法学修士、Master of Laws)、J.S.D.(法学博士、Doctor of Laws)が取得できる。フォーダムロースクールは、アメリカで人気が高く、毎年、出願者数は全米トップ10に入る。[1] J.D.課程は、『USニューズ&ワールド・レポート』の全米ロー・スクールランキングで29位[2]、LL.M.課程は、『AUAP LL.M Rankings©』 の2011 Rankings of American LL.M/Master of Lawで全米6位にランクインしている。[3] QS World University Rankingsによれば、フォーダム大学全体の世界ランキングは、51位~100位のランキング帯にある。[4]2017年の世界大学学術ランキングで全世界19位にランクインしている。[5]
フォーダムロースクールは、日本での知名度は低いが、全米で有名な難関ロースクールであり、「ニューヨークの三大ロー・スクール(コロンビア大学、ニューヨーク大学、フォーダム大学)」の一つでもあり、世界72カ国から学生が集まっている。なお、これら3校には交流協定があり、3校の学生は、お互いの図書館を自由に利用することもできる。[6]
キャンパスがマンハッタンという土地柄、特に金融法、銀行法、会社法、独占禁止法、知的財産法分野が強い。また、卒業生の大規模法律事務所への就職は、トップ50法律事務所への就職は6位、トップ25事務所では6位、トップ10事務所では10位、トップ5事務所では、6位である。
みて分かる通り、優秀なロースクールであり、フォーダム大学だけを見ると著名な出身者も多いみたいです。
次に、大学院に必要な書類にはどのようなものがあるのか、こちらのサイトを参考にして調べてみました。
小室さんは今年の8月から留学するので、出願は昨年の冬から今年の1月だったと考えられます。そしてその出願に必要な書類には、 TOEFLのスコアや、GPAのスコア(一橋大学院時代の優秀な成績)、履歴書、志望理由書、推薦状3通、GREのスコアなど一筋縄に用意できないものばかりです。
奨学金が全額免除になるというのはかなり優秀な生徒です。
大学院の合格には最低でもTOEFLのスコアが100/120満点必要と言われていて、全額免除の奨学金を得るならばおそらく110以上ないと厳しいと思います。
TOEFL100点の時点で、かなり英語は流暢だと思います。実際僕の友達の100点持っている友人は発音などもほぼネイティブに近いです。
また、GREのテストを受けることも必要で、こちらはアメリカ人も受けるテストなので、難易度も高いです。
個人的に肝だと思ったのは、履歴書、志望理由書、推薦状です。
中でも推薦状が小室さんの奨学金全額免除の大きな理由じゃないかなと個人的には思っています。
先にも述べましたが、留学生が奨学金を得るのは基本的に難しいです。アメリカには幾つかの進学資金サポートの仕組みがありますが、その多くは、アメリカに市民権を持つ人が対象で、日本人が得ることは制度的に無理です。
まず、留学する際に必要なI-20という学生ビザを学校から発行してもらうのですが、その際に「私は大学に通える資金を十分持っていますよ」という、銀行照明を学校にしなければいけません。
一気に書きたかったのですが、今日は時間がないので、続きは次回に書きます!