30歳からのニューヨークライフ。

このブログは、30代にしてニューヨークに来てしまったゲイが思ったことを不真面目かつ真面目にお届けしようと試みるブログです。

小室さんのフォーダム大学入学、奨学金免除に関して思うこと。その2

こんにちは。

ご無沙汰しております。

というのも日本に一時帰国していまして。

日本食たくさん食べてきました。

 

 

さて今日は、小室さんの留学について久しぶりに書こうかなと思ったので、前のエントリーの続きを書いてみようかなと思います。

 

liveinnycity.hatenablog.com

 

前のエントリーは残高証明の部分で終わっていたかと思います。(前の記事では残高照明と誤字してましたw お金が減るたびに暗くなっていく照明…欲しくないわ)

 

一般的に留学渡米する場合、皆さんご存知の通りビザというものが必要で、アメリカの場合、大使館に行ってパスポートに貼ってもらうF1ビザ(通称 student visa)というものが必要です。大抵の場合5年で発行されるのですが、経歴と渡航目的によっては大使館の審査によって5年以下で発行される人もいるようです。

そしてそのF1ビザ申請の際に必要になるのが、I-20という学校からの入学・滞在許可証(のようなものとここでは定義します)が必要になります。

 

はいみんな注目〜。留学しようとしてる人は特にここテスト出るぞー。w

留学生にとって、実はこのI-20が、命とパスポートの次に大事と言っても過言ではないもので、これが無いかもしくは期間が切れた状態でアメリカに滞在していると不法滞在という扱いになってしまうのです。はーこわやこわや。

 

で、そのI-20を取得するには進学しようとしている学校に残高証明をしなければいけません。日本人的には何で貯金額を学校に教えなきゃいけないの?と思うかもしれませんが、F1ビザのステータスで渡米した場合、アメリカ国内での就業は原則的に(学校内でのアルバイト以外)法律で禁止されています。つまり、「私はこのくらいお金があるので働かなくてもあなたの学校に通えますよー!たんまり金持ってるんです私、ハイ」ということを学校に証明しないといけないんです。

 

その証明しなければいけない金額というのは、学校の種類と通う期間によって変わってきます。ニューヨークの話をすると、公立(CUNY)と州立(SUNY)といういわゆる日本で言うところの国公立に当たるところは比較的学費が安く、私立(宇多田ヒカルが通っていたコロンビア大学や、NYUなど)は学費がぶっ飛ぶくらい高いです。NYUだと年間の学費(家賃、生活費を含む)が約60,000ドル。日本円で650万円とかそんな感じです。これに関してはアメリカの社会問題として、学校に通うためにローンを組みその学費が払えずにホームレスになる人もいるほど。とにかくアメリカの学費、特に私立は高いんです。

 

ここで気になるのは小室さんが3年間通う、フォーダム大学の学費。はっきりとどの学部に行くのかなどは色々な情報(ネット警察みたいな人がめちゃ調べてる)があり、個人的には面倒くさくて追ってないのですが(追え)、フォーダム大学のロースクールページを見ると、学費はおおよそ次のようになっているようです。

 

こちらは報道であったJD (三年)コース。

JD DAY DIVISION (1ST, 2ND, AND 3RD YEAR)

 

Fixed/Direct Expenses
Tuition: $59,538 | Fees: $868

Living Expense Allowance
Room and Board: $20,010
Books and Supplies: $1,840
Travel: $1,812
Miscellaneous/Personal Expenses: $4,245

TOTAL: $88,313 ($91,386 with *health insurance)

 

こちらは、フォーダム大学が告知していた小室さんが入るとされていたLLM (一年)コース。

LLM FULL-TIME DIVISION

 

Fixed/Direct Expenses
Tuition: $59,538 | Fees: $868

Living Expense Allowance
Room and Board: $20,010
Books and Supplies: $1,840
Travel: $1,812
Miscellaneous/Personal Expenses: $4,245

TOTAL: $88,313 ($91,386 with *health insurance)

 

小室さんがどっちに通うかは個人的に全く興味がないですが、どちらに通うとしても一年間の学費が9万ドルを超えています。日本円だと年間約1,000万ですよ奥さん!

 

LLMは一年のコースなので、おそらく小室さんがJDの三年のコースに進むのだと思います。そうすると、もし仮に一般人がこのコースに申請するとなるとF1ビザの申請に必要な残高証明の額は最低でも3,000万円は必要です。これは最低額なので、実際にはもう少しないとビザが却下される可能性があるとと思います。

 

小室さんは返済不要の奨学金Michael M. Martin Scholarshipをもらえたということですが、この奨学金は一年コースであるLLM専用の奨学金のようです。(赤字部分)

 

The Michael M. Martin Scholarship

Michael M. Martin, Distinguished Professor of Law, served as Interim Dean from 2010 to 2011, and Dean from 2011 to 2015.  Presiding over the move into Fordham Law’s state-of-the-art new building, Dean Martin also oversaw the addition of two new concentrations to the LL.M. program in Corporate Compliance and Fashion Law, as well as the Law School’s M.S.L. programs.

Read Dean Martin’s faculty bio.

How to Apply

To be considered for the Feerick, Treanor, or Martin Scholarship, applicants must (1) ensure that their LL.M. application is fully completed, with all supporting materials having been received by our office; and (2) submit a single 500-word essay describing why you believe that you possess the character traits of one or more of these former Law School deans.  The essay should be sent via email to llm@law.fordham.edu with the subject “Feerick, Treanor, and Martin Scholarship Essay.”

 

小室さんが一年目を仮にLLMに行くとして学費が無料になったとしても、F1の申請にはあと2年間分の学費・生活費である最低2,000万がI-20の獲得には必要なはず。

 

そして、フォーダム大学のホームページに記載のある、

ー He will enter the law school’s one-year LL.M. program and then hopes to continue for two more years to receive a J.D.

(彼は一年のLLMプログラムに通ってから、あと2年をJDプログラムを獲得することを希望している)

 

というのが本当だとすると、JDプログラムが3年というところと矛盾が生じます。考えられるのは、アメリカでは最初の一年目が基礎科目の履修をすることが多いので、そこをサクッと忖度で免除したということかもしれません。さらに、LLMに詳しい留学進学塾のホームページによると、基本的にはLLMに入れるのはすでに法科大学院などで法律を学び終わっている人になっていて、FDプログラムを終了した人が、LLMに行き就職先を見つけるというのが通例の流れであるようです。

 

LL.M.の出願要件

原則として、法学部を卒業したこと、もしくは法科大学院を修了したことが必要となります。日本の司法試験に合格し、司法修習を経た弁護士の方などの場合は、法学部以外を卒業した場合であっても出願できる場合があります。出願資格の有無については、各ロースクールに個別に確認することが必要です。
 

※法学部以外の学部を卒業した方であっても、各ロースクールの個別審査によりLL.M.出願資格が認められる場合があります。一方法学部を卒業された方であっても取得した単位数等によりLL.M.出願資格が認められない場合があります。LL.M.出願資格の有無については、各ロースクールに確認する必要があります。

図引用元:LL.M.について | 伊藤塾

 

小室さんが弁護士資格もなく、法科大学院も卒業していないため、基本的にはLLMには入学できないはずです。にもかかわらず、入学許可を得て、さらに返済不要の奨学金まで得ているということは、個別審査によって通過したと考えられます。つまり、相当特別な生徒としてフォーダム大学から扱われていることになります。

 

さらに疑問なのが、LLMを終了すると米国弁護士資格の受験資格が得られるのですが、仮に弁護士試験に合格したとしても日本国内での弁護士資格は無いということです。その状態で活躍するとなると、日本企業の法務部での勤務という道があるようです。グリー執行役員、法務部の梅屋さんという方がそうした活躍をしているようです。ただこの方は東京大学法学部を卒業しており、LLMの入学要件を満たしています。

 

business.bengo4.com

 

ここまで色々と調べてきましたが、小室さんのプランは本当に謎というか矛盾がたくさんあります。まず2,000万から3,000万というお金をどこから捻出したのか、LLMへの入学がどのように認められたのか、そして、LLM卒業後のJD入学という逆パターン。(これが一番意味不明。高校卒業後に中学通うイメージ。)

 

まぁ、こうした疑問がいくつも残る中で、ニューヨークに清々しく乗り込んでくる小室さんの精神力ってすごいなと思います(白々しい)。そして、ゲイ的には眞子さまの男を判別なさる判断力にいささか疑問を感じずにはいられないという感じです。人を疑う能力ゼロだと思うもん、眞子さま。

 

ちなみに週刊誌で騒がれているSP警備費ですが、多分あれはデマじゃないかなと思います。フォーダム大学はニューヨークでも行きやすい場所にあるので、今度散歩がてら警備がついてるのか小室さん参り(不敬)にでも行ってこようかなと思います。また進捗があれば、ここでお知らせします。

 

 

あー、疲れた。

改めて思ったけれど、人のゴシップとか人生について調べるっ仕事って本当時間の無駄だなと思った。人の人生にチャチャ入れてる時間があったら、自分のことに集中したほうがよっぽど有意義。小室さんの記事はもう書かないと思います。でもここまで書けるってことは、自分にその才能があるのかもしれない。笑