30歳からのニューヨークライフ。

このブログは、30代にしてニューヨークに来てしまったゲイが思ったことを不真面目かつ真面目にお届けしようと試みるブログです。

ツイッター界に生息している英語学習クラスタたちについて。

みなさんこんにちは。

こちらは金曜の夜、特に何も予定がないワタシです。

 

嫁はなぜか春高女子バレーを見て、一人女子高生みたいに盛り上がってる。その横で無表情でキーボードを打つ私。殺伐。

(嫁の女子バレー熱はまた違うブログで書こうと思います。多分ニューヨークと全く関係ない話になると思うので。)

 

最近ツイッターで英語学習のアカウントを作り、くノ一がごとく情報の収集をしているのですが、とにかく英語学習が日本人は大好きだなぁと。そしてTOEICに関しての情報がすごい。プロフィールにトイックのスコアをババーン!と貼って、勉強法とかコツをつぶやいている。このクラスタの人たちをしばらくフォローしてみて感じたんですが、多分この人たちは一個一個の単語や文法はわかるけれど、それをどう使うのか知らないんじゃないかっていう疑問が湧いてきた。まあそれはそれですごいことなんだけど。

英語を話している音声とか、英語でのツイートがほとんどないので、結局リムすることに。

 

自分は実際に使える英語で、アメリカの英語と生活を学びたいので、そういうアカウントないかなーと探して次にたどり着いたのが駐在妻アカウントと、アメリカ国籍を持つ人物と結婚した日本人のアカウント。

 

うん、ツイート全部日本語だわ。リム。

 

漂いながら次に見つけたのは、アメリカ在住歴が(自称)長い人たちで、やけにアメリカと比較して日本はここがダメ、といった言動を繰り返している人たち(もはや英語学習というクラスタではない)。一見、現地の情報も吐き出されるのでいいかもと思ったけれど、それ以上に繰り返される海外と日本との比較論(しかも論点がズレてたり的を得てない、差別的)に辟易して、ここもリム。もちろん彼らも英語のツイートなし。

このクラスタでタチが悪いなぁと思ったのは、彼らは下手にフォロワーが多いということ。そしてその多いフォロワーが日本の左系の人たちであることが多かった。NYはリベラルの中心地だし自分もリベラル(ゲイだし)であるけれど、上記のアカウントにたむろしている人たちは、リベラルでもちょっと違う方向に偏っているというか。(You know what I mean?)

フォロワーが多い・肩書きが良い=正しいではないので、海外情報を探す際には気をつけた方がいいとおもった。

 

波にさらわれて次に見つけたのは、他者啓発系アカウントたち。いわゆる意識高い系×海外生活のパターン。

これは単純に耳触りのいい言葉を改行しながらつぶやいて、なおかつ海外情報を織り交ぜてリツイートといいねを稼いでいく人たち。アイコンはなぜか海や自然バックが多い。10人くらい適当にフォローしたら朝から晩まで啓発啓発で頭が狂いそうになった 草 あと、時折マネー系の話題をぶっこんでくる。なぜかこういう人たちはこういう人たちで固まってお互いを支持し合っている。一番面白かった発言が「海外では意識高い系が普通。だから俺は気にしない。」って言ってた人。英語でのツイート?あるはずないやん!リム。

 

そんな魑魅魍魎の中でも、良質な英語学習アカウントを何個か見つけた。

たとえば、現地のアメリカ人コミュニティーの中で生きている人たち。目線が日本との単純で表面的な比較ではなくて、アメリカの中で得たリアリティを持った言葉と経験をソースに意見を述べている。または、アメリカで苦労しながら色々な経験をして、成功だけじゃなく失敗から体験を通して学んだことをアドバイスしているアカウント。身につけた実際に使える英語を動画にして配信していたり、まとめてブログにしていたり。また国際結婚のカップルが運営している面白いアカウントにも出会えた。駐在妻アカウントは正直ピンキリだと思った(まぁ僕も駐妻みたいなもんだけど)。

 

語学学校に通っていた過去から得た教訓としては、英語を学びたいならネイティブから絶対学ぶべきだということ。だから自分が欲しいものは自分で探すしかないと思っていて、そうやって見つけたお気に入りのアカウントからは、いつ見ても有益な情報が流れてくる。それが嬉しい。

最終的に自分はニューヨーク地区のニュース系アカウントが8割(全部英語)と、2割の日本人の英語学習アカウントをフォローしている。啓発もないし、見たくもないランチ画像も、意味不明な日本比較論も流れてこない。ツイッターをひらけば、何かしら英語を学べるので居心地がすこぶる良い。

 

自分の居場所は自分で作る、というアメリカの考えかたが少しわかってきた気がする。