30歳からのニューヨークライフ。

このブログは、30代にしてニューヨークに来てしまったゲイが思ったことを不真面目かつ真面目にお届けしようと試みるブログです。

R.I.P いきなりステーキ。〜ニューヨーク店が失敗した理由〜

最近、いきなりステーキの悪い噂をよくニュースで目にするようになりました。噂というか、評判。

 

僕がニューヨークにきた2年前は、マンハッタンにバンバンお店を出して、物凄い勢いで店舗数を増やしていました。日本ではいきなりステーキを食べたことがなかったですが、悪いイメージは毛頭なかったですし、僕自身、ニューヨークで日本食に飢えてたこともあり、ぜひ行きたいなーと思って楽しみにしていました。

 

また、ニューヨークに店舗を出す際のコンセプトが、「チップなしで日本のステーキのサービスを提供する」というものだったので、「がんばれ!」と思い、応援したい気持ちもあり、店舗に足を運びました。それが、今ではニューヨークの多くの店舗が閉店するばかりではなく、大元の日本国内の店舗ですら経営が危ないと聞くようになりました。

 

でも、それもわかるような気がします。必然だったというか。というのも、僕がニューヨークのいきなりステーキした体験も「ここは2度目はないな」と思わざるを得ないものだったからです。

 

まず、肉がと味付けが雑。

塩、こしょうの味しかせず、肉の旨味を感じることがありませんでした。おそらく同じ値段では、びっくりドンキーの方が美味しいプレート料理を提供してくれる気がします。そもそもですが、アメリカで「ステーキ」というジャンルで闘うのならある程度のレベルの高さが求められると思います。というのも、アメリカのお肉はスーパーで売ってるものですら美味しいからです。そしてステーキはアメリカ人にとって、日本人よりポピュラーかつ身近な存在でで、おそらく人生の中で何度も普通に食ベる料理だと思います。「いきなりステーキで食べるステーキより、ホールフーズで買って塩こしょうで味付けする方が美味しい」と思ったニューヨーカーは山ほどいたのではないかと思います。そこのマーケティングが甘かったように感じます。

 

また内装もコンセプトに合っていなかった気がします。

最初から高級路線ではないかったにしろ、店舗の作りは中途半端な居酒屋のようで、また座席はテーブル席でなく、吉野家のような据え置きタイプの固定式でした。そして他人との距離がものすごく近く、対面にプレートを挟んで人が座るタイプの作りの席もありました。これは日本の飲食店でよくみるタイプですが、アメリカ人はこれでは落ち着いて食事はできない。ステーキは落ち着いて食べるものだと個人的には思います。知らない人がプレート越しとはいえ、テーブルをシェアして対面にいるのは居心地が悪い。日本人とアメリカ人の感覚の違いを考慮したのだろうかが疑問です。これは大きな失敗点の一つだと思います。

 

さらに言うなら、スタッフの教育にももう少し力をいれるべきだったと思います。

いきなりステーキだけの話ではないのですが、ニューヨークの日本飲食店で残念だなと思うのが、日本人スタッフがいないことと、日本語を話せるスタッフがいないことです。そしてそれ以上に、サービスがとにかく雑でした。教育がされていないということがすぐにわかりました。スタッフはバタバタしていて、気がきかず、僕はオーダーを忘れられて、再度確認してやっと料理が運ばれてきた次第でした。この時点でゲンナリですよね。

 

そして、個人的に残念だったことは、来店後にした本社への問合せに対して返事がなかったことです。大きなことではなかったのですが、支払いの際にチップの部分がよくわかりませんでした。というのは、いきなりステーキのニューヨークでのコンセプトはチップを支払わなくても良い、というのが売りだったはずです。だからこそ、自分は行ってみたいと思いました。

 

勘違いして欲しくないのは、僕はニューヨークではチップはとても大事だと理解していて、実際に99%の店でチップを最低15%以上支払っています (1%はとんかつの松の屋さんなどのチップ不要の店です)。なので、この街でチップを払うことに抵抗はありません。ただ、いきなりステーキニューヨーク店は「チップ不要」を当初売りにしていたからこそ、そこのコンセプトは大事だと思いました。

それなのに、支払いの際にレシートにチップの明示があり、レジやスタッフからも特に説明がありませんでした。ちなみに、松の屋さんは店舗に「チップ不要」としっかり掲示してあります。

 

その日はチップを込みで支払って店を出ましたが、何かモヤモヤが残っていたので、後日いきなりステーキのカスタマーセンターに問合せのメールをしてみました。それもクレームのような言い方でがなく、単純に質問としてのメールです。内容は完結にいうと、「ニューヨークの店舗ではチップの支払いは必要ですか?」といったものです。

 

もしそこで、「必要です」と返信がきたら単純に「お、必要なんだね!了解!」と思ったと思いますし、そこに抵抗はなかったと思います。ニューヨークでチップを払うことはそれほど常識になっているので、支払いに抵抗するつもりは少しもありませんでした。「ああ、コンセプト変えたのね」くらいの反応だったと思います。

一方、「必要ではありません」ときたら、「チップを払う必要がないのは良いよね、節約にもなるし、日本人として応援します」となっていたと思います。実際、僕は自分でとんかつを自炊できますが、チップの支払いがない松の屋さんにしばしば食べに行っていますし、日本人以外の友人を連れて行くこともあります。つまり、どっちに転んでもよかったほど、軽い質問だったわけです。

 

でも、残念ながらいきなりステーキから一切の返信はありませんでした。正直に言えば、「ニューヨークの店舗に日本人が食べに行って日本語で質問してるのだから、返信はあるだろう、日本企業だし」と思っていた自分はいました。答えがどちらだったにせよ、ニューヨークに故郷の味が食べられる場所があるのは嬉しいので、体験はベストではなかった、けど、そんなことはニューヨークのレストランでの飲食では普通おこることなので、頻繁ではないにせよまたいきなりステーキに食べに行くこともあるのかな、と思っていました。

 

でも、問合せへの返信がなかったことで、「この店は二度とないな」というスイッチに切り替わりました。お客がお店から離れる理由って、小さなことだと思います。軽いメールだったから尚更その反動は大きかったかもしれません。別に鼻をほじりながらでも、ありがとうとは思っていなくても、たった一通の返信メールを問合せしたお客さんに返していれば、その顧客(自分)の感じた悪かった印象が変わっていたかもしれません。

 

ニューヨークはタフな街です。その中で奮闘している日本企業を応援したくない日本人なんているでしょうか?僕はいないと思います。何か一つ、記憶に残る体験やストーリーがあれば、お客さんは必ずその店に戻ってきます。いきなりステーキは自分とのその機会を永遠に失ってしまいました。単純に残念な気持ち以上に、彼らの自業自得だなと思います。いや、ニューヨーカー風に言えば、「ざまあみろ」かもしれません。いきなりステーキのニューヨークでの失敗を総括するなら、「全てのコンセプトが中途半端だった」ことに尽きると思います。そしてその原因が顧客からレスポンスを全く無視してきたことだろうと思います。

 

R.I.P いきなりステーキ。あなたが衰退する様をおかずに白飯をお腹いっぱい食べることにします。

 

 

 

 

続・ニューヨークで一番危険な場所はどこ?

みなさんこんにちは。

 

数日前にブルックリンで、無差別銃乱射事件が起きました。

via.pix11.com

 

場所は約一年前のブログ「ニューヨークで一番危険な場所はどこ?」でも危険度100とお伝えしたブルックリンのブラウンズビルです。

liveinnycity.hatenablog.com

 

事件の詳細を読むと、ギャングが関わっているとの報道がされていますが、相変わらず治安が危険な土地であることに変わりがないようです。この事件に巻き込まれて、1人が死亡し、11人が負傷したそうです。

 

アメリカ国内、またニューヨークへ遊びに行く、と決めた人が一番気にすることってやっぱり「治安」だと思います。

 

ニューヨークシティのマンハッタンに関して言えば、前々から言っていますが、日中であればどこでも安全と言えると思います。(だからと言って安心しきっていいわけではい)

 

じゃあ、どこが危ないのかということをあげるとするなら、やはり

 

・イースト・ニューヨーク地区(ブルックリン)

・ブロンクス

 

の2つになるのかなと思います。

 

まず、ニュースでよく見るものとして多いのは強盗・窃盗などの類です。ただし、多くは朝方や夜などに起きています。

 

犯罪の様子が見たい方(防犯目的で)は、NYPDが公開しているCrime Stopperというサイトをご覧ください。えぐいくらいに無数の犯罪者が載っています。日本もこれくらいやるべきだと個人的には思う次第です。

 

ニューヨークにいながら、ブロンクスとイーストニューヨークへの関わりは全くありません。観光地でもないし、見たいものも、見るものもない。あるとしたら「怖いもの見たさ」くらいだと思う。その好奇心が原因で犯罪に巻き込まれる可能性があるとしたら、行く選択肢はほぼ消えると思います。下手したら死にますし。

 

一年経った今、変わらずブラウンズビルが危険な土地であるということが、新たな事件で証明されたわけですが、十数年後に様変わりしている可能性は十分にありえます

 

ヘルズキッチンやチェルシーマーケット、ハーレム、クイーンズのゲトー街、ブルックリンの川沿い地区もかつては泣く子も黙る治安が悪い地区でした。それが地下の高騰とともに、地区の開発が進められ今やおしゃれな観光スポットになっています。

 

不動産投資の点で見れば、治安の悪い土地は投資の対象でもあるとも言えます。マンハッタンの月額家賃は最新の調査でサンフランシスコを抜いて、全米1位に返り咲きました。ちなみにブルックリンは4位です。

 

もしニューヨーク旅行を検討中で、治安が不安という方がいらっしゃるのであれば、まずは現地の人に聞いてみるのが一番だと思います。

 

眠くなってきたので、では今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 

ニューヨークのカレッジでGPA4.0をキープする方法。

こんばんは。

久しぶりにブログをしたためております。

 

というのも、久しぶりにログインしてみたら、「この広告は90日以上投稿がないブログに表示しております」っていう、誰もが一度は見たことのあるブログ死亡通知広告が表示されていたからです。

 

NYCで元気に生きてます!(広告削除イエーイ)

 

さて、最近何をしているかというと、元気に学校に通っています。

もうすぐ入学から一年ですが、成績はオールA、GPAも4.0保っています。

 

成績の保ち方とかGPAの保ち方とかとか、いろんな留学ブログに掲載されているので興味ある人は探してみてください。

 

自分からのアドバイスとしては、授業を取り過ぎないことが一番大事だと思います。授業を取りすぎると、忙殺されて死にます。笑

 

自分をコントロールできる量のクラスハンドリングが成績を保つ上で一番重要なので、まずは自分の力量を見定めることが大事です。

 

留学生は現地学生と違って、授業料が高いです。現地学生はクラス登録数の縛りがないので、ポンポンとクラスをドロップしたり、授業後半で失踪したりしますが、留学生は経済的にもそう簡単にドロップできません。(お金と時間があれば別)

 

なので最低限すべきことは、

 

・履修クラスの長期的なプランをざっくり立てる

・Rate My Professorで教授の評判をしらみつぶしに調べる

・クラスに消えなさそうな友人を一人作る、連絡先を交換する

・教授との関係をよく保つ(クラス後に話しかける、課題はきっちり提出)

 

だと思います。

特に、教授との関係は大事です。何も質問しない、発言しない、黙っているというのは日本に捨ててきて、アメリカでは違う自分になった気分でガンガンいきましょう笑

 

眠くなってきたので、また今度続きを書きます。

おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツイッター界に生息している英語学習クラスタたちについて。

みなさんこんにちは。

こちらは金曜の夜、特に何も予定がないワタシです。

 

嫁はなぜか春高女子バレーを見て、一人女子高生みたいに盛り上がってる。その横で無表情でキーボードを打つ私。殺伐。

(嫁の女子バレー熱はまた違うブログで書こうと思います。多分ニューヨークと全く関係ない話になると思うので。)

 

最近ツイッターで英語学習のアカウントを作り、くノ一がごとく情報の収集をしているのですが、とにかく英語学習が日本人は大好きだなぁと。そしてTOEICに関しての情報がすごい。プロフィールにトイックのスコアをババーン!と貼って、勉強法とかコツをつぶやいている。このクラスタの人たちをしばらくフォローしてみて感じたんですが、多分この人たちは一個一個の単語や文法はわかるけれど、それをどう使うのか知らないんじゃないかっていう疑問が湧いてきた。まあそれはそれですごいことなんだけど。

英語を話している音声とか、英語でのツイートがほとんどないので、結局リムすることに。

 

自分は実際に使える英語で、アメリカの英語と生活を学びたいので、そういうアカウントないかなーと探して次にたどり着いたのが駐在妻アカウントと、アメリカ国籍を持つ人物と結婚した日本人のアカウント。

 

うん、ツイート全部日本語だわ。リム。

 

漂いながら次に見つけたのは、アメリカ在住歴が(自称)長い人たちで、やけにアメリカと比較して日本はここがダメ、といった言動を繰り返している人たち(もはや英語学習というクラスタではない)。一見、現地の情報も吐き出されるのでいいかもと思ったけれど、それ以上に繰り返される海外と日本との比較論(しかも論点がズレてたり的を得てない、差別的)に辟易して、ここもリム。もちろん彼らも英語のツイートなし。

このクラスタでタチが悪いなぁと思ったのは、彼らは下手にフォロワーが多いということ。そしてその多いフォロワーが日本の左系の人たちであることが多かった。NYはリベラルの中心地だし自分もリベラル(ゲイだし)であるけれど、上記のアカウントにたむろしている人たちは、リベラルでもちょっと違う方向に偏っているというか。(You know what I mean?)

フォロワーが多い・肩書きが良い=正しいではないので、海外情報を探す際には気をつけた方がいいとおもった。

 

波にさらわれて次に見つけたのは、他者啓発系アカウントたち。いわゆる意識高い系×海外生活のパターン。

これは単純に耳触りのいい言葉を改行しながらつぶやいて、なおかつ海外情報を織り交ぜてリツイートといいねを稼いでいく人たち。アイコンはなぜか海や自然バックが多い。10人くらい適当にフォローしたら朝から晩まで啓発啓発で頭が狂いそうになった 草 あと、時折マネー系の話題をぶっこんでくる。なぜかこういう人たちはこういう人たちで固まってお互いを支持し合っている。一番面白かった発言が「海外では意識高い系が普通。だから俺は気にしない。」って言ってた人。英語でのツイート?あるはずないやん!リム。

 

そんな魑魅魍魎の中でも、良質な英語学習アカウントを何個か見つけた。

たとえば、現地のアメリカ人コミュニティーの中で生きている人たち。目線が日本との単純で表面的な比較ではなくて、アメリカの中で得たリアリティを持った言葉と経験をソースに意見を述べている。または、アメリカで苦労しながら色々な経験をして、成功だけじゃなく失敗から体験を通して学んだことをアドバイスしているアカウント。身につけた実際に使える英語を動画にして配信していたり、まとめてブログにしていたり。また国際結婚のカップルが運営している面白いアカウントにも出会えた。駐在妻アカウントは正直ピンキリだと思った(まぁ僕も駐妻みたいなもんだけど)。

 

語学学校に通っていた過去から得た教訓としては、英語を学びたいならネイティブから絶対学ぶべきだということ。だから自分が欲しいものは自分で探すしかないと思っていて、そうやって見つけたお気に入りのアカウントからは、いつ見ても有益な情報が流れてくる。それが嬉しい。

最終的に自分はニューヨーク地区のニュース系アカウントが8割(全部英語)と、2割の日本人の英語学習アカウントをフォローしている。啓発もないし、見たくもないランチ画像も、意味不明な日本比較論も流れてこない。ツイッターをひらけば、何かしら英語を学べるので居心地がすこぶる良い。

 

自分の居場所は自分で作る、というアメリカの考えかたが少しわかってきた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニューヨークで歯が痛くなった。ー地獄のニューヨーク歯科治療の現状ー

みなさんこんにちはー。

 

すっかりこのブログとも心の距離が開いてしまいました。

というのも現実世界での生活が本当に忙しく、また、日本語でまとまった文章を書くことがめんどくさく、こんなブログ誰も見てないと思うと、尚更足が遠のき…と、言い訳をつらつらつらと重ね、しばらくログインしていませんでした。(ダメ女)

 

それでもアクセスログを見ると一日に200人くらいの人が来てくれていて、もしかしたら誰かの暇つぶし程度にはなってるのかと思い、また、自分が海外暮らしを始めて困った時にネットで情報を漁ったように、誰かの助けになってるのかもしれないと思うと、今日もここに何か書き記して置こうと思い筆をとっています。

 

このブログ、誰かの役に立ってるー?(浜崎あゆみのライブ風)

 

さて。

 

唐突ですが、先日歯が痛くなりました。

上奥歯の親不知から2番目の日本で過去に治療したところです。

というのも、この歯に関しては昨年から少し問題を抱えていて、夏に一時帰国した際に改めて日本で治療をしてもらっていたのです。クラウンを外し、虫歯になっていたところを削り、神経はとらず治療は完了。

その後、まぁ少しの違和感はあったものの、問題なく過ごしていたある日、何を思ったのかめちゃくちゃ硬いアーモンドグラノーラなるものをトレジョで見つけ、「ああん、美味しそう!」とウキウキしながら帰宅し、その日の夜に牛乳をかけて食べることにしたんです。

 

これが地獄の始まりでした。

 

このアメリカ製のアーモンドグラノーラ、まず全然牛乳を吸わない。日本のグラノーラは5分程度浸したらいい感じになると思うんですが、コイツは水たまりに落ちた石のように変化がない。まるで水分を吸収することを拒絶しているようでした。

 

まぁ、ここで諦めるわけもなく、かき混ぜてみたり、叩いてみたりしてみるものの、目に見えた変化はほとんど起きず、ついに食欲が理性を超えてしまいました。

 

ガリガリと治療した方の奥歯で石をアーモンドを心地良く噛み砕き、ミルクで喉奥に流し込む。このアーモンドグラノーラの悪きわまりないところは、周りを砂糖か何かでコーティングしてあり、さらに硬さが凶悪性を増しているところでした。

 

その日の夜。

なんか頭がいたいなぁと思いながらも歯も痛いような感覚が襲ってきました。僕は偏頭痛もちなので、頭痛がくるとすぐに薬(リングルアイビーかロキソニン)を飲むようにしています。なので、その日も薬を飲んでまずは就寝。この時点で何か今までの歯痛とは何かが違うことを感じていました。

 

翌日。朝からなんか歯が痛い。

同じようにリングルちゃんを飲み、痛みを散らす。

そしてその夜。夜が近ずくに連れて、歯がズキズキと今まで以上に痛み始めたではありませんか。

しかも何かがしみるとかそういう系の痛みではなく、もう歯ぐきを刺すような我慢できないくらいの痛みです。(実際泣きそうになった。)

これはあかん、と思い痛み止めを飲み、ここで病院探しを始めました。

 

アメリカの歯科治療システムは知ってる人は知ってると思いますが、日本と大きく異なり、各専門医が治療できる範囲が分かれています。そしてそれをカバーできるかどうかは保険によっても異なり、大抵の場合高額治療になります。(それを知っていたので、夏に戻った時に時間を割いてでも歯科に通ったのにもかかわらず、この結果。)

 

まずは自分の入っている保険のサイトに行き、どの歯科が保険に加入しているか調べます。自分はすぐにでも診てもらいたかったので、通いやすい場所とYelpでの評価で絞込み、電話をかけました。予約を取りたいことを伝えると、

 

「オッケー、じゃあ二週間後のこの時間はどう?」と返答。

 

二週間も待てるわけないんじゃあああああ!

 

と、暴れたい気持ちを抑え、「ううん、ごめん、今すごく痛くてできるだけ早めに診てもらいたいんだけど」と伝えると、「緊急の診察は受けてない」と言われ撃沈。それでも「せめて今週どこかに時間ない?」と色々と説明して粘る(この電話の英語はほんとめちゃくちゃ難しかった)と「じゃあ、一週間後のこの時間はどう?」と提案があり、そこでひとまず予約しました。

 

そこからの1週間は歯痛の不安との戦いでした。朝と夜に痛み止めを飲んで、日中不安にならないようにし、食事もなるべく口を動かさず、痛んだ歯の方を刺激しないように過ごしていました。

 

歯痛で一週間待つなんて、日本だと考えられないですよね。

アメリカだと緊急診療は普通の治療よりも高く、費用がかさみます。日本は余程の人気歯科でない限り、トラブルがあった数日以内に電話すれば治療してもらえると思います。保険の範囲で適切に治療を受けられる日本の保険制度は本当に素晴らしいと思う。

 

そして待ちに待った1週間後。この時点で幸いだったのが、数日前から違和感はあったが歯の痛みは収まってきていたこと。

午後2時の予約で行くと、まずが長い問診票を書かされる。その項目は過去の病歴などの普段の生活で出会わない単語の羅列です。それを携帯で調べながら、チェックを入れ、やっと提出。

 

そしてそこから延々と待つこと1.5時間。笑 (なんのための予約?

 

まあこういうアメリカの部分には慣れたもので、そこで怒っても何も変わらないので、呼ばれるまで待ち、携帯の充電が10%になった頃、ようやく呼ばれる。(途中いつ治療受けられるか聞きに行くと、今日は忙しくて待たせてごめんね、と。予想通りのなんの解決にもならない返答。)

 

席に座ると、まずはレントゲンを撮影。日本はレントゲン室みたいな場所に移動しますが、席に座ったまま、重いカバーを被せられ、小型の撮影機で3箇所を撮影。最後の撮影がうまくいかず、3回も同じ場所を撮影される。(放射線地獄。怒らない怒らない)

 

そして先生がきて、口を開けいくつか質問され、触診すること正味5分。「多分神経だろうから、解決するには抜くか、神経治療に2000ドル払うしかないね」と。

 

いや、どっちも地獄やん。笑

 

「ここでは何もできないの?」と聞くと、

「できない、クラウンを外すことも自分は専門医じゃないからできないし、神経の治療もできない。神経治療するなら他のドクターは紹介できるよ」と。

 

「2000ドルは払えないし、歯も抜きたくない、保険でカバーできないの?」と聞くと、「加入してるあなたのNYの保険だと奥歯の神経治療はカバー外なんだよ」と教えてくれた。奥歯差別

 

途方にくれていると、「NYUの歯科学部に行ってみたらどう?」と。「学生が歯科医の監修の元で治療するから他に比べると治療費は安くなるよ」と。「治療の評判はそうなの?」と聞くと、「学生の技術による」と。笑 運任せかい!

 

歯の治療が運任せって絶対いやですよね?しかも自分の完璧でない医療の英語力でミスが起きたりするのも避けたい。(帰宅中、NYUのレビューを見ていると運が良かった人と運が悪かった人で評価が分かれている様子。無理・・・。)

 

今回のように、二時間待って5分の診察、そして何も解決しないという医療としてはあり得ないことがニューヨークでは普通に起きます。幸い、この時点で痛みは治まり、違和感は残っているものの、ピークのときの痛みは無くなっていました。

 

翌日、NYにある日本人歯科医院に電話し、現状を伝えると、神経を抜いてふたをする治療は実費(約$375)でできるけれど、神経治療を最後までするとなると最低$1000以上はするという同じような状況を説明されました。

 

もう個人的には万事休すで、もしどうしても耐えられなくなったら、日本人の歯科で神経を抜いてもらい、その後NYUで治療することを考えていました。

 

幸い、今はとりあえず落ち着いていて、腫れたりすることもなく痛みもありません。ただ違和感はあり、将来的に治療は必要だと思われます。

 

この爆弾を抱えながらアメリカで生活する不安で数日めちゃくちゃ落ち込みましたが、

今は考えすぎないように、刺激を与えすぎないようにしながら生活をしています。

 

日本人にとって、良い保険とお金を持っていない限り、アメリカでの歯科治療は本当に地獄な気がします。

 

もし、NY在住の方で、有益な歯科情報を知っている方は教えて欲しいです。

 

本当切実に。

 

 

 

 

 

 

ニューヨークで一番危険な場所はどこ?

また怖い事件が、ニューヨークで起きてしまった。

10代の少年が、ブルックリンのブラウンズビルで真っ昼間の4時に公園で射殺された。

www.nydailynews.com

 

ニューヨークで一番危険な場所はどこか、というのは色々と意見があると思う。

現地にいる感覚では個人的には、ブルックリンのEast New York(イーストニューヨーク)のエリアは絶対に近づかない方がいいと思う。

ここは貧困層の黒人とヒスパニック系の生活圏で、麻薬などの売買も行われているとされていて、犯罪率も極めて高い。

 こちらにずっといるアメリカ人、そして黒人でさえここには近づきたくないと言っている。

 

goo.gl

 

今回の射殺事件が起きたのは、日中の4時です。

ニューヨークの4時といえば、東京の13時くらいの明るさをイメージしてください。まだまだ明るく、太陽も普通に出ていて人が活動している時間です。

 

そんな中で起きた射殺事件。

場所はBROWNSVILL(ブラウンズビル)という場所で、日本人にとっては馴染みのない場所ですが、危険度は100と言っても過言ではない場所だと思います。ここには観光するような場所は何もありません。強い目的がない限り、行かないことを強く勧めます。

 

記事を訳してみます。

A 16-year-old boy died Friday after he was shot in the head at a Brooklyn basketball court, police said.

The victim was on the court on Chester Ave. near Sutter Ave. in Brownsville about 3:50 p.m. when he was fatally shot.

Medics rushed him to Brookdale Hospital and Medical Center, where he died of his wounds. His name was not immediately disclosed.

No arrests have been made.

Police were scouring the area Friday afternoon looking for surveillance footage of the suspec

 

16歳の少年がブルックリンのバスケットコートで金曜に頭を撃たれて死亡したと警察は発表した。少年が撃たれたのは午後3:50分頃、ブランズビルのSutter Aveの近くのChester Aveにあるコートだった。救急隊は少年をBrookdale病院の救急センターに緊急搬送したが、銃撃のため死亡した。少年の名前は公表されていない。容疑者はまだ逮捕されていない。金曜、警察は犯人につながる監視カメラの映像をくまなく調査していた。

 

 

ニューヨークで危険な場所はどこか、という質問にはいろいろな答えがあると思います。僕もニューヨークに来る前にはネットで調べたりしました。でも、ブログの記事が数年前だったり、情報が古かったりして、何が正しい情報かわからないこともありました。

 

例えば、ある情報サイトでは100stより上のエリア、いわゆるハーレムは危険と書いていました。アポロシアターのあるあたりは125stです。男(ゲイだけど)の自分が行ってみて感じたのは、日中であれば大丈夫じゃないかなということ。ただミッドタウンのあたりとは人種の割合、街の雰囲気が大分違います。 黒人割合がぐっと高くなります。

 

深夜になればニューヨーク市内であっても危険度は高くなります。特に単独の女性であればなおさらです。観光に浮かれて日本にいるかのように夜中に目的もなく歩くことは絶対にしないように。絶対にです。行くなら誰かと。もしくはウーバーやタクシーを使うなどしてください。

 

また悪名高き、サウスブロンクスという意見もあります。

ここはヤンキーススタジアムがある場所でもあります。他にはボタニカルガーデンブロンクス動物園などに行く人も心配になる場所だと思います。やはりここも日中であればそこまで危険ではないと思います。もちろん長時間滞在する場所ではありませんが、明るいうちであれば観光客もいますし、夜でなければそこまで危険すぎるわけではないと思います。

過去のサイトには、もはや観光地化や再開発が進んでいるウィリアムズバーグや、ロングアイランドシティ、ヘルズキッチン、イーストビレッジなども上がっていたようですが、これらの場所は、少なくとも日中であれば大丈夫だと個人的には思います。

ただ、これは住んでみて感じることなので、観光で来る方は念には念を入れておいたほうがより安心だと思います。そしてなぜか、現地では観光できているか住んでいるかすぐわかります。笑

 

問題なのは、「ブルックリン」と一つのお洒落な街のようにくくられてイメージを持たれている場所です。実際ブルックリンはとっても広いです。そして、貧富の差や人種で棲み分けられている場所でもあります。

 

いわゆるブルックリンと言ってみんながイメージするのはマンハッタンに近いエリアのことです。グリーンポイントやウィリアムズバーグ、ブルックリンハイツ、ブッシュウィックなどです。ダンボなどのエリアもですね。いわゆる、お洒落なエリアになったところです。

 

ブルックリンでは事件もたくさん起きています。前のブログに書いたデリでの少年が殺された事件もブルックリンです。

そしてそのお洒落エリアの東側に位置するのがブラウンズビルイーストニューヨークという危険なエリアになります。

 

少し前に発売されたポパイのニューヨーク特集の記事で、現地の若者がオススメする地元フードみたいなページがあって、そこでJay'sというジャマイカ料理のデリが紹介されていました。

goo.gl

いや…ここめっちゃイーストニューヨークやん。

ブラウンズビルエリアに近い場所ですし、こんな場所をオススメとして紹介していいの?と個人的に思ってました。

 

 

 

逆に安全な場所といえば、ブルックリンから少し奥のクイーンズにあるフラッシングが大きなアジア人のコミュニティになっていて、日本人としては少しホッとできる場所なのかなと思います。僕も結構な頻度でいきます。

www.fox5dc.com

 

さて、じゃあこれからニューヨークに観光や留学に来る人に共通でアドバイスすることがあるとするなら何だろう、と考えた時思い浮かぶのは以下のことです。

 

・夜中は絶対に不用意に出歩かない。もしで歩くなら最低二人以上。

・夜に歩く距離が長い場合はウーバーなどを使う。

・ゴミが散乱している場所、日中でも薄暗い場所、人通りがない場所は避ける。

・周りの人種を見る。白人がいない場所には長居しない。(差別的な意味でなく)

・道で声をかけられてもほとんどが物乞いか物売り。立ち去る。

・女性は言うまでもなく、男性であっても危険なエリアには近づかない。

・ホテルや住居など安全はお金で買う。

・イーストニューヨークエリアには近づかない。電車などを乗り過ごして間違えて近づいた場合はすぐに立ち去る。

行動全てが自己責任であると自覚する。

 

とりあえずはこんな感じで押さえておけば、大きな危険に合うことはないと思います。

上記は個人的な意見で、自分が男であることを踏まえた意見です。それを踏まえて参考にしてもらえればと思います。

 

何か質問があれなコメントしてください。

 

では!

 

 

 

 

 
 

Taylor Swift / Style(テイラー・スウィフト / スタイル)を和訳してみた。

こんばんは。

ニューヨークは9月半ばなのにもかかわらず、なんだかじめっとしてます。

 

さて。

この前ラジオから流れてきた曲でいい!と思った曲がありました。Shazamして調べてみると、テイラースウィフト姉さんのスタイルという曲。

 

youtu.be

 

 

え…2015年の曲やん。3年前とかオリンピック級に乗り遅れてるやん…と思いましたよ。

 

この曲はサビがとにかくいい!

二丁目でテイラー姉さんナイトひらいて欲しいくらい。

 

ということで、今日は姉さんの曲の和訳に挑戦してみようとおもいます。

Let's get started!

 

 

"Style"

「スタイル」

 

Midnight,

You come and pick me up, no headlights

Long drive,

Could end in burning flames or paradise

Fade into view, oh, it's been a while since I have even heard from you (heard from you)

深夜
あなたはヘッドライトを消して迎えに来る
ロングドライブ
燃えつきるかパラダイスにたどり着くか
景色がぼやけてく 最後の連絡からしばらく経ったわ
 

I should just tell you to leave 'cause I

Know exactly where it leads but I

Watch us go 'round and 'round each time

どこに行き着くかはっきりわかってるから
別れるって言うべきなんだろうけど
私はいつも成り行きを眺めてる
 

You got that James Dean daydream look in your eye

And I got that red lip classic thing that you like

And when we go crashing down, we come back every time

'Cause we never go out of style

We never go out of style

ジェイムスディーンみたいな瞳のあなたと
あなたの好みのクラシックな赤いリップのわたし
いつも激しくぶつかってまた元どおり
だって私たちはずっとかっこいいから
ずっとかっこいいから
 
 

You got that long hair, slicked back, white t-shirt

And I got that good girl faith and a tight little skirt

And when we go crashing down, we come back every time

'Cause we never go out of style

We never go out of style

白いTシャツにかきあげた長い綺麗な髪のあなたと
短いタイトなスカートで 感じいい女の子のわたし
いつも激しくぶつかってまた元どおり
だって私たちはずっとかっこいい
ずっとかっこいいから
 
 

So it goes

He can't keep his wild eyes on the road

Takes me home

Lights are off, he's taking off his coat, hmm, yeah.

I say, "I heard, oh, that you've been out and about with some other girl, some other girl."

わかってる
彼の野性的な瞳が道路からそれるのは
彼は私を家に連れていって
暗い中でコートを脱いでる
「他の子とデートしていい感じになったって聞いたわ」ってわたしが言うと
 

He says, "What you've heard is true but I

Can't stop thinking about you," and I...

I said, "I've been there, too, a few times."

 
「その通りだけど、でも君と僕のことをずっと想ってた」って彼は言う
だから私は...「私も何度かそうだった」言った
 

'Cause you got that James Dean daydream look in your eye

And I got that red lip classic thing that you like

And when we go crashing down, we come back every time

'Cause we never go out of style

We never go out of style

ジェイムスディーンみたいな瞳のあなたと
あなたの好みのクラシックな赤いリップのわたしだから
いつも激しくぶつかってまた元どおり
だって私たちはずっとかっこいい
ずっとかっこいいから


You got that long hair, slicked back, white t-shirt

And I got that good girl faith and a tight little skirt (tight little skirt)

And when we go crashing down, we come back every time

'Cause we never go out of style

We never go out of style

白いTシャツにかきあげた長い綺麗な髪のあなた
短いタイトスカートで感じいい女の子のわたし
いつも激しくぶつかってまた元どおり
だって私たちはずっとかっこいい
ずっとかっこいいから
 

Take me home
Just take me home,yeah
Just take me home
(out of style)
家に連れてって
早く連れってよ
今すぐ連れって
 

 

You got that James Dean daydream look in your eye

And I got that red lip classic thing that you like

And when we go crashing down, we come back every time

'Cause we never go out of style

We never go out of style

 

ジェイムスディーンみたいな瞳のあなたと
あなたの好みのクラシックな赤いリップのわたしだから
いつも激しくぶつかってまた元どおり
だって私たちはずっとかっこいい
ずっとかっこいいから
 
 
 
フゥ。
 
なんか共感するわーとか思いつつ訳しましたわ…。笑
 
この恋愛じゃダメだってわかってるのに、連絡が来ると会いにいってセックスして、なんか幸せな気分になって、で、また連絡が来なくなって、でも諦められなくて、みたいな。
 
こっちが本気だって悟られたら終わりだ、みたいな。恋愛は本気になった方が負けとか。そんなことばっかり考えてたこともありましたなー(遠い目)。
 
でもこのパターン相当泥沼なやつですよ。
だって男は他の女の子とヤッてるのに、お前のことずっと考えたとか。それを許しちゃう女の子とか。本当は嫌なはずなのに、「わたしも同じだったよ何回か」とか強がる女の子とか。
 
 
あー…わかる。経験ある。笑 

好意寄せてる男にそんなこと言われたら、きゅきゅきゅきゅーんてきちゃうよね。

もう速攻脱いでセックスしちゃうよね。

 

過去にそういう恋愛で発狂したこと何度あったことか。はーやだやだ。笑

まぁテイラー姉さんが、若い世代に指示されてるのわかる気がする。

あえて日本でいうなら、うーん、西野カナ的なポジションなのかな。

でもこんなナマナマしい歌詞、多分無理だよね震え系西野カナには。てかなんで西野カナって常にフルネームなんだろう。。

 

どうでもいいところにたどり着いたところで、今日はこの辺にしたいと思います!(バッサリ)

 

ではまた!